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ペルセポリスI イランの少女マルジ:
ペルセポリスI イランの少女マルジ
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カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

普遍的で深い
解放された女性になるようにと、先進的な両親に育てられたマルジ。
マルジのユーモアに富んだまっすぐな目線によって、女性が受ける抑圧への抵抗、宗教への疑念、異文化で感じる疎外感と自国への回帰、平和に暮らすことへの罪悪感といったことが深く掘り下げられています。

イランだけの話ではなく、シビアさに天地の差があったとしても、普遍的な物語だと思いました。
また逆に、遠い国であるイランがどんな国か、一端を知るにも、よい本だと思います。

子どもの目からイスラム原理主義祖国を捉えた貴重な自伝
世界に先駆けてイスラム原理主義体制を実現した国イラン。その体制の実像や国内外に与えた影響は、桜井啓子氏の著書で多面的に論じられていますが、本書はイランで生まれ育った女性の自伝であるため、イランで生きた人の思いを知る上で非常に貴重なものです。またマンガである故に、少女時代の著者の思いを感じ取りやすいと思います。
 裕福で西洋化され、共産主義に好意的な家庭で育った著者の立場は、必ずしもイラン人として平均的とは限りません。しかしそのバイアスを差し引いてもなお、少女の目で見た数々の体験は、イランの歴史や体質を知る上で非常に貴重です。そして幼い著者の生い立ちを通して見えるのは、イランが国民を踏み躙る、異常な国家だという事です。
 パーティー参加者への拷問から反対派の大量処刑まで、この国の異常さは枚挙に暇がありませんが、中でも最も異常かつ許し難いのは、少年兵でしょう。あの世は素晴らしいと洗脳され、戦場で自爆した子どもが一体どれだけの数にのぼるのでしょうか。また革命防衛隊の男と結婚させ、処女を奪った上で少女を処刑する手口も異常極まりなくて吐き気を覚えます。和平を無視して殉教精神と戦争を煽り、100万人を超える犠牲を国民に強いたのは、イスラム原理主義政府の、国民の生命を踏み躙る体質に責任があると言えます。
 これは日本の護教論者の唱えるように文明の1つの価値観などではなく、単に誤った野蛮で卑劣な手法にしか過ぎません。アフマディネジャドのような異常者が大統領に選ばれたのを見ると、イスラム原理主義者たちの力はまだ衰えていないようです。イランが国民を尊重する国家となるには、今後も国際社会の監視が必要ですし、イランと適切に関わるには、イランで生まれ育った人々の思いを理解する事が不可欠です。その意味で本書は、イランで生まれ育った子どもの視点で祖国を捉えた、貴重な自伝だと言えます。


モノトーン描写がカラーよりも強烈
中東情勢については常に新聞などのメデイアで目にし耳にしますが、
戦闘で多くの人間が死に虐殺も行われていることを知っても
宗教の理解が日本人にとり難しいこともあるし
身近に考えられないという現状がどうしてもあります。
この漫画では、先進的な両親の元で育てられた作者である
イラン人の少女が見たこと経験したこと、周りから聞いたこと、
また色々な場面での彼女の思いや考えが率直に語られていて、
凄く興味深かったり衝撃だったりしました。ある側面から見ていることも
あるのだろうが、個人の体験談という形で語られているためか、
とにかくとてもわかりやすくて、衝撃的な箇所が多くあったにもかかわらず
のめりこんで一気に読んだという感じでしたね。
笑える場面がありましたが、イラン人独特のユーモアもあるのかも。
昔、圧制下での庶民の笑いというのを聞いたことがあったが、
それに共通するのかもしれませんね。

この両親が素晴らしいですね。彼女を幼いときから一人の人間として認め
色々なことを教え、本を読んで知識を広めることを薦めている・・・。
彼女が自由なそして率直に発言する女性になったのもわかります。
それに祖母も素晴らしい。凛としていて女性らしさを失わないでいて。
公明正大であれとマルジに説くところなど、ずしんと心に残りましたね。

戦争のずっと無い今の日本から見ると、改めて全てが想像を絶する
ことばかりですが、今の日本人全体も刹那的に今を消費するだけでなく、
もっと勉強し知識を蓄えて、どうしたらいいかを常に考える
人間にならねばと、思いましたね。
大事なことが心にひっかかりました。先ほどのマルジの祖母の
言葉もそうですが、自分に満足できるかどうか・・・ということ。

とても画期的で価値ある漫画だと思います。
残念ながら映画を見るチャンスが無かったので是非DVDで見たいです。


読みやすい当時のイラン紹介漫画
作者、マルジャン・サトラビの10歳〜14歳のイランでのイスラーム革命以降の身の周りの生活、政治情勢を漫画で紹介。

白黒のシンプルな絵で、子供も大人も理解しやすい一冊。
イランについて、それだけでなく戦争があることについて、外国で子供が家族から離れて暮らすということについて知りたいという人は読んでおいて良いと思う

作者自身、先進的な両親の影響からか、年齢のわりにしっかりした思考の持ち主のようで、細かく当時のことを描写している

革命、戦争、本当の現実って?
映画を見て、もっと詳しく読みたくなり購入しました。イランが革命や戦争に突入する現実世界、その中でも息抜きもするし、反抗もするという主人公の周りの人々。留学中の主人公が直面するイランの倫理観とヨーロッパの日常のギャップ。戦争や革命を題材にすると、ひどく硬派になりがちなところ、主人公の弱さや、娯楽に流れる人間らしさもそのままに表現しているところが、今まで遠い国だったイランを、少し身近に感じさせてくれました。もちろん、主人公は王族の子孫で、裕福な家庭で起こった事を描いていますので、イラン全体を表現しているわけではありません。
絵もとてもすてきです。白黒にすることで、敢えて、エスニックっぽさを消して、戦争や宗教を超えて、人間として共感しやすくなっていると思います。











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