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音楽


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ラヴェル:ピアノ作品全集:
ラヴェル:ピアノ作品全集
ジャンル:音楽
収録曲:鏡, 水の戯れ, 亡き王女のためのパヴァーヌ, 古風なメヌエット, 前奏曲, シャブリエ風に, ボロディン風に, ハイドンの名によるメヌエット, マ・メール・ロワ, クープランの墓, 夜のガスパール, ソナチネ, 高雅にして感傷的なワルツ,
セールスランク:1159 位
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参考価格:¥ 1,754 (税込)

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レビュー

   1969年フランスACCディスク大賞を受賞した名盤。

   モニク・アース(1909-1987)は、近代フランス音楽を得意とする生粋のパリジェンヌのピアニストで、ロベール・カサドシュやルドルフ・ゼルキンに学んでいる。

   一般的に、ラヴェルの音楽は冷たい感じで演奏されることが多い。確かにラヴェル自身、皮肉屋で夜型人間でもあったし、その洗練された響きは、宝飾品や貴金属の輝きをイメージさせる。しかし、アースの演奏は、そういった冷淡さや都会性とはちょっと違う。刺激は控えられ、音色はまろやかでゆったりとしており、タッチは暖かく丸みを帯びている。微笑をたたえ、機知に富み、人なつっこいおおらかさを持ったラヴェルがここにはいる。

   「マ・メール・ロワ」(英語ではマザー・グース)では子どもに童話を読んで聞かせるようなラヴェルの柔和さが感じられるし、「夜のガスパール」第1曲のオンディーヌ(水の精)の若者への求愛はひめやかで肉感的ですらある。「ソナチネ」第2楽章の素朴で飾らない優しさもすばらしい。「高雅で感傷的なワルツ」は、おっとりとしたリズムが心地良い。

   アースの親密感あるラヴェルには夢と幸福感が満ちており、聴き手を童心に帰らせてくれるような、何かほっとさせるものがある。それは「冷たい」ラヴェルには欠け落ちていたものかもしれない。古き良き時代のパリを感じさせるこうした演奏は、現代ではなかなか聴くことはできない。(林田直樹)


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カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

今のピアニストに比べると色気がない
完全に好みの問題なので、値段と質と量(曲数)を考えるとラヴェル入門にはオススメです。
あえて辛口評価なのは初めて聴いたときのがっかりが大きかったからです。

演奏にはその時代のスタイル(流行)があります。現代ではもっと印象的に聴かせてくれるピアニストがいくらでもいます。
ピアニストのテクニックは、時代を経るごとに、作曲当時では考えられなかったであろう音の抜けや、速いテンポが実現されていきます。
録音技術に関しても、よりクリアな録音ができるようになり、マスタリングに施される化粧により録音の印象がガラリと変わることがあります。

ほかのレビュー主が書かれていましたが、これを入門として自分のお気に入りの演奏はさがすのはオススメです。

現代の印象的な演奏は音色が豊富で、メロディーを絶妙に揺らして聴かせてくれます。
そういう工夫でもあり、味付けでもある部分が好きでない人には、テンポの揺れが少ないかっちりした演奏としてオススメです。

アースなくして印象派は語れない
アースの演奏を聴いたとき、戦慄が走ったのを覚えている。
クープランの墓の完成度の高さは類を見ない。

ドビュッシーもそうだが、印象派を語るには
モニクアースの演奏を聞かねばならないと思う。

2枚組でお手頃な値段なので、迷っておられる人は購入すべき。


最高に癒される
ラヴェルの曲はすごく幻想的で綺麗な曲が多く私の最も好きな作曲家の一人です。何度聴いても飽きないしイライラしているような時に聴くと心が落ち着きます。読書をしながら聴くと最高です。このCDの演奏者の方の落ち着いたテンポも好きです。

テンポが遅すぎるなあ…。
純粋に演奏テクニック面で弱かったのか、危なさそうなところはことごとく安全運転です。だから安定していて、ハラハラするようなことがないのはいいですね。あと、1つ1つの曲の特徴の描き分けがしっかりしており、聴く人がイメージを膨らませやすいです。特に色彩豊かなスペイン情緒の表現が印象的です。そういった点ではよい演奏ですが、スピード感や迫力などは到底望めない内容だと思います。テンポの遅さが問題になっていることが多いと思います。特に水モノ関係は1つ1つの水滴がスローモーションで動くような錯覚を覚えるほどですし、「亡き王女のためのパヴァーヌ」はあまりにも遅すぎです。ラヴェル自身はこういう演奏を好まず、「私は【王女のための死んだパヴァーヌ】を書いたのではない」と批判することもあったようです。
ラヴェルのピアノ曲全集といえば、腕自慢のピアニストたちが高い技巧を生かして録音をする定番の曲集です。技巧面の切れ味を捨て去ったようなこの録音はかなり異色なので、他のCDと聞き比べてみるのも一興だと思います。

ラヴェルの音楽は今ではあまり面白くない
松村禎三のような、フランスに幾分かの帰属意識を持つ作曲家たちにとって、憧れの作曲家だったラヴェルだが、あくまで「憧れ」であって、その音楽に対する評価は、今日的観点からすればゆがんでるといわざるを得ない。
ラヴェルの音楽は、彼の死ぬ前から、積極的な意味を失っているのだ。
モニク・アースの演奏は、そういった意味で、いわゆる「憧れ」に固着した演奏でしかなく、ラヴェルの演奏に新局面をもたらすものではない。
ラヴェルの音楽がもはや古いものである以上、新局面を見せてくれる演奏などというものはありえないのだが。
演奏という行為は、作曲家のアイデアのなぞり書きでしかないのだから・・・。











クリアランス(大)
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