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エド・ウッド [DVD]:
エド・ウッド [DVD]
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レビュー

   映画監督志望の青年エド・ウッドは、性転換手術をテーマにした映画に取り組もうとするが、出資してくれるプロデューサーがいない。彼は往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを口説き、彼を出演させることを条件に、資金を集めようとする。
   ジョニー・デップが女装姿まで見せて、主人公を大熱演。またエドの仲間たちなど、全編に主人公のユニークな人間関係と生き様が息づいていて、エドの大ファンというティム・バートン監督が、愛情たっぷりに描いているのがよくわかる。史上最低の映画監督と言われていたとはいえ、エドのチャーミングなキャラクターがじつに微笑ましいのだ。ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドーは、本作でアカデミー助演男優賞を受賞。(斎藤 香)


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カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

マーテイン・ランドーが笑える
実在した、元ドラキュラ役者のスター役の、マーティン・ランドーが最高。(スパイ大作戦、毎週見てましたよ)彼がタコの巨大なゴム人形と一人で格闘するシーンは何度見ても笑えました。

B級映画監督エド・ウッド役のジョニーが、ものすごくいきいきと演じています。私は、「パイレーツ〜」に出演して大スターになる前の彼の映画作品の方が好きです。大ヒット映画に出て、大ブレイクして、メジャーな役者になってしまったことが淋しいです。
ビル・マーレーのゲイ役は、うまいですよね。出演者みんなが、楽しんでノッテ映画を作っていたように感じます。

メジャーで高額の予算をかけた、営利主義の映画やゲージュツって何?、と思わせるほど、
エド・ウッドが作った映画の超くだらなさは、半端ではないです。半端でないから逆に突き抜けちゃってます。

この作品で助演男優賞をマーティンがとって当たり前ですよ。

元気をもらえるハートフルな映画
個人的には、「ビッグ・フィッシュ」と並んで、ティム・バートンの中でも大好きな映画です。

でも世間の扱いは低いようですが(笑)

「シザーハンズ」では語ることの少なかったJ・デップが、この作品では喋る喋る!
それがまた相手とかみ合わなかったり、タイミングがずれていたり、と妙におかしい。
それでも映画仲間と「情熱」だけは持ち合わせて、「映画を作るんだ!」って熱意を見ているだけで、こっちも元気をもらいます。

疲れているときなど、この映画を良く観ます。
元気がもらえるから。

それと、ラストシーンも大好き。
雨中なのに「きっと晴れるよ。あのカーブを曲がったところで」
いかにも映画人らしいセリフ。
大好きなプロポーズのシーンです。

それと、ティム・バートン監督って、お年を召した方(はっきり言ってご老人)を出演させるのが上手ですよね。
この作品でもマーティン・ランドーはオスカーを獲ったし、バットマンではマイケル・ガフがアルフレッド役でいい演技を、「スリーピー・ホロウ」なんてそんなあやしい老人を集めてるし。
個人的にはそういう監督の老人好き(?)な点も評価してます。


カルト監督として必要以上に美化されてしまっている可能性もあるが・・・
 映画監督としての才能がまったくないにもかかわらず、何故か映画を撮り続けることが出来たのがエッド・ウッド監督の一番の不幸だったのではないだろうか?この「エド・ウッド」に描かれているような映画に対する情熱を持っていたかどうかは判らない。(本当に映画に愛情を持っていたらあんあ作品は撮らないと思うが)
 しかし、そんなサイテー監督の生涯を映画化しようと考え、結果的に成功したティム・バートン監督は、エド・ウッドとは対極にある天才監督なのだろう。この「エド・ウッド」の中で描かれているエピソードは全て事実というわけではないだろうし、当時、エド・ウッドの周りにいた人たちにとっては、もしかしたら迷惑な存在だったかも知れない。死後にサイテー映画監督としてカルト化されてしまったために異常に美化されている可能性もあると思うが、それでも猪突猛進の映画制作や撮影現場での度を越したアバウトぶりには思わず笑ってしまうし、ベラ・ルゴシとの友情話もいい。モノクロ映画のため、いつものバートン監督特有の色彩感覚のセンスの良さは味わえないが、俳優陣の頑張りでなかなかの佳作になった。主役のジョニー・デップやビル・マーレイのノリの良さは勿論だが、やはり、ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーの落ち目のスターの悲しさや孤独感、虚栄心までも見事に表現した名演が圧巻だった。(アカデミー賞受賞も当然)

表現するという難しさ
 ジョニーが、ティム・バートンと組んだ、2作目の作品。愛想の良い笑み、歯切れの良い喋り方、楽天的な性格。映画にかける情熱は人一倍あるのに、映画監督としての才能がない。
セットが揺れていても、撮り直しはしない、撮影続行(マズイでしょう?/笑)たぶん、性格的にかなりせっかちだったんでしょうね(^^ゞ年齢からくる焦りもあって、早く映画を完成させて、成功したいという野心があったのだと思います。個性的でもある、エド・ウッドを、おかしな人間として演じていないところが良いですね。出演者が、みんな50年代に生きている人物に見えるところも良いですね。この時代は、まだ、映画監督でもカジュアルな服ではなく、ワイシャツに緩めたネクタイにズボンというのが、何か新鮮でした。
やはり、モノクロで撮影したのも功を奏しているのでしょう。いつもより、目まわりが濃いジョニー(笑)ハッピー・エンドで終わったところにも、監督の愛情を感じました。

 性格の短所が、周囲の人間から見たらバレバレなのに、本人にだけはわかりずらいように、表現者である本人には、自分の作品の短所って、わかりにくかったりすると思います。いかに、自分の作品を客観的に見ることができるか、何が足りなくって、何を補えばいいのか、何が過剰で、何を削ればいいのかに、気づく事ができるのかが、自分の作品を創っていく時に必要な気がします(言うのは簡単ですが/笑)才能っていうと、何か特別なもののように思えますが、わたしは、「適正」だと思っています。

 エド・ウッドは死後、史上最低の監督として有名になったそうですが、彼はそんな形で評価される事は望んでいなかったと思うので、生きている時じゃなくって、良かったねって、思いました。





出資者へのアンチ・テーゼ
B級映画の定義っていったいなんだろう?脚本執筆から撮影・編集まで1週間で仕上げるような作品をそう呼ぶなら、このエド・ウッドはまさしくB級の映画監督だ。しかし、映画の内容はともかく、莫大な広告費をかけて大衆を煽動し、評論家を抱き込み口コミまでも操作して興行収入を稼ごうとする映画を、はたしてA級と呼べるのかはかなりの疑問だ。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『チャーリーとチョコレート工場』で見せた変なオジサン役がすっかり板についてきたジョニー・デップ。女装趣味でその場しのぎのお気楽な映画監督を、何の違和感もなく演じているところはさすがで、肩の力の抜け具合がたまらない魅力の俳優さんである。

劇中、オーソン・ウエルズとエド・ウッドがバーでばったり出くわすシーンがある。出資者の口出しに閉口するエドに、オーソン・ウエルズが「夢を追い続けろ」と力強いアドバイスを送る。今までの重荷がふっきれたかのように、B級映画を取りまくるエド。もしかしたら、彼の作品はかまびすしく横槍を入れたがる出資者への復讐=アンチ・テーゼだったのかもしれない。












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