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音楽


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ブラームス:ピアノ協奏曲第1番:
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ジャンル:音楽
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カスタマレビュー(この商品に対する他の方のコメント)

非常にクール
悪い演奏ではない。完璧といって良いと思う。録音も、確かにバーンスタイン、ウィーンフィルとの録音と比較すれば格段によい。ただし、何かが足りないような気がする。

ベートーヴェンのような若きブラームス
まずは理想的な組合せのブラームス第1コンチェルト。ピアノソロのツィマーマンの表現は誠に見事で、数あるディスクの中でもベストではないだろうか。
問題はオーケストラ演奏のほう。ピアノ付き交響曲とされるブラ1だけに、ピアノ以上に演奏が問われる。ベートーヴェンやハイドンなどでは思い切った解釈を見せるラトルだが、ブラームスではそうもいかないのか、あるいはそうしていないのか? このあたりがラトルをコスプレ指揮者と言わせる所以かも。とは言え、オーソドックス、かつ気迫にも欠けていない演奏ではあろう。
この曲の肝は第2楽章のアダージョではないだろうか。いまだ若きブラームスが、ロベルトとクララのシューマン夫妻との感情豊かな交際をしていた頃。躍動する覇気が素晴らしい。やがてロベルトが亡くなり、クララへの思慕を内向させるブラームスは、その覇気も失ってしまうだろう。
ツィマーマンのピアノには、アノニマスな音楽への献身が感じられるほどでこの上ない素晴らしさだ。やがてアダージョの旋律は木管に導かれ、オケによる感動的な高まりを見せる。この部分のブラームスは力強さとウェットな心情を見事に描くのだが、実はいい演奏が無いのである。ラトルのはまあ妥当ではあろうが、もっと強靭な表現を望みたい。朝比奈隆(ソロは伊藤惠)のライヴでの世界が激変するような高揚感が忘れらない。しかもその高揚感はどっしり地に足の着いた極大なスケールで奏されねばならないのだ。ルービンシュタイン&メータ盤は柔らか過ぎる。そういう解釈なのだろう。意外にもこの部分でまずまずと思われたのは、アバドだ(ソロはブレンデル)。どなたかいい演奏を教えてください。


一昔前の理想的 男性像
 確信に満ちたメロディー運び・的確なピアノ タッチ。録音の所為か 音がクリアーで無く、もや・カスミ掛った感じ。ティマーマン・ショパン「バラード」のクリアーな輝きを求めるなら お勧めでき無い。

 第一楽章:広大な草原に朝陽が昇り、大雨が降り、虹がかかり、湯気が立ち、その中で雄雄しく ライオンが 獲物を追い駆け、傷つきながらも充実し、
 やがて 広原は 暖色一色に 激しく染まり燃え、夕焼けに出合い 幕を閉じる。

 第2楽章:場所の変わって、朝靄(モヤ)のかかる湖畔にたたずみ、疲れた体を休ませるが、ラトルのリズム・テンポはバッチリだが、ティマーマンの示すリズム・テンポはカタク、ロマンティックさは体に染み込ま無い。コンピュータに新聞を朗読させたようなギコチナサを感じる。
 それは、湖畔から薄暗い 森の中へ 足を踏み入れ、恐怖・不安・苦痛・安堵・孤独・だるさetc……散り散りで 混乱した想念が 心の中に沸起る有様だ。
 やがて頑固な固い決意が生まれ、再度考え直しつつ、足は森の中を進んで行く。時々、薄暗い木々に目をやりながら、やがて 静かな気持ちへと変わって行く(ピッタリ合った装飾音が奏でられる)。

 第3楽章:力強い心で持って、第1〜2楽章のエッセンスを再展開する。色々なテーマを凝集するものだから、コロコロ目まぐるしく曲調は変化し、優しさ・雄大さ・荒々しさ・決意の固さ・頑固さ・融通の無さ・一人で責任を負う重さ・大黒柱・トリルで見せるわずかなロマンティシズム:夕焼けの海辺にオープンカーでやって来て 仰ぎ見ているようなロマンス。そして打って変わってダンスのような軽やかなメロディが入り、固さと一体になろうとする。
 まるで「一昔前の理想の男性像」だ。グイグイ(死後:おしとやかな)女性を引張って行く感じだ。
 カツァリスやファジル・サイのピアノ独奏で聞いてみたいし、柔らかい演奏が出来るピリスでも聞いてみたい。

兎に角 ティマーマンの「カタサ」を感じるCDだった。ブラームスの意図が「一昔前の理想の男性像」なら、☆5つです。男の子に聞かせて育てると、今時少ない:強く優しく芯の固い大人になるかも。

万人向きだとは思いますが・・・。
ツィマーマン、ラトル、ベルリンフィル・・・。この名前だけで、引き付けられてしまいます。
それほど、今をときめく名演奏家による録音です。
なるほど、よく出来ています。隙が無く、迫力も十分です。
しかし、何かが足りない気がするのです。

カラヤン、アバド、ラトルという指揮者変遷の歴史のなかで、ベルリンフィルの音は
変わってきました。昔はなんと言うか、音が「塊」のようになって
攻めてくる感じがありましたが、だんだん「縦の線」をしっかり
合わせてくるようになって来ました。
それはそれでよいのですが、この録音に、「ギレリス+ヨッフム+ベルリンフィル」、
「ブレンデル+アバド+ベルリンフィル」のような演奏を期待して買うのは
要注意かもしれません。

この演奏では、ツィマーマンとラトルの抜群の頭のよさ、クールさが
発揮されすぎている感じがあります。そのことにより、感興をそがれる方も
少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

すばらしいCDですが、あえて星3つとさせていただきます。

この曲のベスト
この曲のベストCDが出た。
いままでこの曲には、「これが素晴らしい」、「これが一番だ」と思える理想的なCDがなかった。
「もっと良い曲のはずなんだが…」という感想が、どのCDを聴いてもあった。
逆に素晴らしい演奏かもしれないが録音状態が悪かったりして、本来得られていたであろう感動が薄れてしまうCDもあった。
指揮者・ラトルとピアニスト・ツィマーマンによるこのCDは、ブラームスのピアノ協奏曲第1番の最高のCDだ。
テンポ設定、楽器間のバランス、フィナーレの盛り上がり。全てが完璧だ。
録音も非常に優秀である。











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